夫婦の問題を長年扱ってきた臨床心理士が語る、セックスレス・会話レスの克服の考え方、対策、夫婦のカウンセリング。質問やコメントを歓迎します。
隠れ会話レスの続きです。
典型例3:業務日誌のようなコミュニケーション
典型例1のように、直接話せないというようなことはないのですが、話している内容が、事実の羅列に過ぎないケースです。
こちらは、夫婦とも情緒的なかかわりをあまり好まない場合は、問題にならないこともあります。
業務日誌のようなコミュニケーションは、ただひたすら事実を話すのです。
妻:今日は会社間に合った?
夫:うん
妻:今日いつもより遅く出たでしょ。
夫:うん
妻:何時についたの?
夫:8時25分についた
妻:気が気じゃないわよね
夫:ナビタイムで到着時刻を見ているから大丈夫だよ。
・・・・・
基本的に答えは短く、聞かれたことだけ答える。
この例のような場合、妻は、情緒的なかかわりを求めているのに対し、夫は事実だけで対応しているので、妻は早晩欲求不満になりそうです。
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